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| 2005年6月記 |
| http://keepsmile.info |
ムシバを科学する‐‐‐‐‐‐カリオロジー・CARIOLOGY

虫歯の字の如く、昔は歯の表面で小さい虫が悪さを起こすと考えられていた。

むし歯のちょっと前の考え方は、左の図のイメージであった。
三つの要因
@虫歯菌−う蝕原性菌
A宿主と歯−歯質
B砂糖等−食生活
すなわち、三つの輪が重なる所にう蝕が出来る
更に、時間や宿主の抵抗力などの要素がからんで来ると考え
虫歯予防の三大原則は
*歯磨きの徹底
*砂糖を控える
*早期発見・早期治療
とし、実行されてきた
むしば菌 と 歯 と 砂糖 の三つ要因が重なると、酸が出現して、いきなり歯に穴を開けて(ウ窩)しまうわけではなく。
様々な要因が複雑に絡み、しかも環境を良くしてあげれば、治そうと歯面とその内側で修復機転(再石灰化)が働いてくれます。
* ウ蝕
我々は、あくまでもプロセスであると考えます。
( 脱灰と再石灰化の間を揺れ動く流動的なプロセスである; A.Scheinin ) ですからこの時点では、まだ歯を削って詰める必要は無い!! しいて言うならば、早期発見・早期予防処置をしてあげれば良い事になります。
間違えても早期発見・早期治療は必要無いわけです。
* ウ窩
脱灰に、より傾いた結果である。
残念ながら歯の内部構造である、象牙質の深部内部まで開いてしまった穴は当然、治療の対象となります。

今までは、ウ窩になった=結果に対しての治療がメインであったわけなのだが、一度でも大きく削って、被せたり詰めたりすると使った材料の寿命が来れば、当然やり直しになります、
と言うことは
になって行く事になります。
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現在考えられるウ蝕の発症にかかわる様々の要因
ウ蝕の発症に関与する口腔内の環境は、要因が複雑にからんできますが、
ここでは各々のレベルで考察し、どのように対応策を考え整備するかを以下に記してみます。
口腔清掃状態:・プラーク(歯垢:しこう)残量: 特に歯の根元、歯と歯の間、歯の噛む面まで良く磨けてること。
食事内容: 食べ物の内容に(特にお砂糖を含む)注意する。砂糖の摂取量の状態を把握すること。
口にしたものを全てスケジュール風に書き出してみるとよい。
食事頻度: 食事回数や間食の回数。一日に5回以上はリスクが増します。
特に砂糖の入った缶コーヒー、紅茶、スポーツドリンク、乳酸飲料をチビチビやるのは、かなり危ない!!赤ちゃんの寝かしずけに使わない!!!寝酒も!!!!
スナック菓子や炭水化物も当然、回数に入ります(リンク→Dietで虫歯もダイエット)。
ウ蝕原性菌: ある種の細菌、明らかに mutans streptococci と lactobacilli は、
今までのところ口腔内細菌として認められている他の細菌に比べてウ蝕原性が高い。
唾液中のmutans(ミュータンス)菌が1mlあたり10の5乗以上いると危険です。10の3乗以下にすれば、
母から子への感染はかなり防げます(リンク→お母さんから虫歯菌が移る)。
ダ液分泌速度: 日中の起きている時で飲食をしていない時は、一分間に0.04ml〜0.4mlぐらい必要。
飲食している時は、一分間に1.0ml以下だと危険。
睡眠中はほとんど出ないので寝る前の歯磨きは特に重要!
各種の薬の副作用による唾液の分泌低下に注意されたし。(本人が気づかないこと多し)
(リンク→口腔内乾燥症 リンク→病気を治す薬でウ蝕がおきる?!)
ご自身の口腔内の状態を把握し、予防の対策を立てるために一度、歯科医院で検査されてみては如何でしょうか?
ダ液の緩衝能: ダ液には色々な優れた作用がありますが、口腔内の酸を中和する能力を緩衝能といいます。
ご自身の口腔内の状態を把握し、予防の対策を立てるために一度、歯科医院で検査されてみては如何でしょうか?
検査紙の色の変化結果
| 検査紙の色の変化 ⇒ |
青色
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緑色
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黄色
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| ダ液の緩衝能 ⇒ |
高い |
中程度 |
低い |
(リンク→口腔内乾燥症)
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フッ化物利用: フッ素のウ蝕予防の効果を簡単に記します。
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・1 再石灰化の促進
歯質の抵抗性: 個人差も多少ありますが、生えてすぐの歯、露出した根元(象牙質、セメント質)、乳歯は、
エナメル質(臨界pH5.5〜5.7)より簡単にウ蝕を発生させ易い。
前者の臨界pH5.7〜6.2
歯や歯並びの形態: 一人ひとりの顔が違うように歯の形態も違います。
やたら噛み合わせの表面が凸凹してる場合は、凹部に蓋を作る方法もあります。
歯並びが悪い場合は、矯正治療の対象となります。
(リンク→歯並びと予防歯科)
関連全身疾患: 歯や歯肉を取り巻く環境は、体の状態により変化します。
喫煙: 喫煙の害は皆さん良くご存知だと思いますが、歯科の分野でも色々判って来ました。
・1 ダ液の緩衝能を下げる。
・2 歯周病(歯槽膿漏)を4倍以上かかり易くさせ、
・3 4倍進行させます。
(リンク→*喫煙の害・喫煙で歯が抜ける! →*喫煙の害・女性の方へ!)
* 当然、 禁煙、断煙、脱煙!
追加情報(2003/3/17、ホームページにアップ)
* 子供がタバコの煙(副流煙=受動的喫煙)を吸わさられると、血中のニコチンの代謝産物である血清コチニンのレベルは高くなり、これによって乳歯が虫歯になる危険性はおよそ2倍になると報告されている。また、副流煙を遮断すると、27%の乳歯に虫歯の発生が見られなかったことが確認された。